タバコと薄毛

2023.09.07

タバコは髪にとって百害あって一利なし?

みなさんの中にも愛煙家の方がいるのではないでしょうか?
国民医療費の増加を背景に、国による健康推進のための様々な施策が進められており、受動喫煙防止の観点から公共の場での喫煙禁止の動きが広がっています。

愛煙家の方は耳が痛いかもしれませんが、喫煙とは、体が必要としない化学物質を吸引する行為であり、これにより体内の活性酸素を増加させてしまい、体を老化させ害する行為といえます。
実際に、喫煙は様々な病気(ガン、呼吸器系疾患、循環器系疾患など)の原因ともいわれており、当然のことながら髪の成長にも好ましくありません。

タバコとミノキシジル

タバコは発毛剤ミノキシジルの効果を打ち消してしまう可能性があります。
タバコには多くの化学物質が含まれていることが知られていますが、その中のひとつにニコチンがあります。
依存性のある化学物質ということでご存知の方も多いのではないでしょうか。
このニコチンには血管を収縮させる(細く縮ませる)作用があります。タバコとして吸引したニコチンは肺を介して血液に入り、全身をめぐります。
ある研究では、タバコを吸い始めてわずか1分後には、末梢まで運ばれ、末梢血管を収縮させているという報告がされています。つまりニコチンの血管収縮作用は即効性があるということです。

ミノキシジルは、頭皮に塗布することで毛母細胞に直接作用して発毛を促すほかに、毛細血管を拡張して血流を促進し、頭髪の成長に必要な栄養を届ける作用があります。
しかし喫煙すると、ニコチンは頭皮の末梢血管にも到達して血管を収縮させ、結果として血流を滞らせてしまいます。つまりミノキシジルとニコチンの作用は相反してしまうのです。

喫煙と男性ホルモンと薄毛

喫煙には男性ホルモンの濃度を高くする作用があるといわれています。
薄毛治療をする上で問題になるのは、脱毛を誘発する男性ホルモン“ジヒドロテストステロン”の濃度上昇です。このジヒドロテストステロンが過剰に存在すると、髪の元になる毛母細胞へと栄養を送る毛乳頭細胞の男性ホルモン受容体に取り込まれて、毛母細胞の働きを低下させてしまい、太くて濃い髪の毛を生えにくくしてしまうのです。

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