ストレスと薄毛
2023.09.06
現代社会に生きる私たちは、多かれ少なかれストレスを抱えながら生活しています。
はたしてストレスと薄毛には関係があるのでしょうか?
ストレスと自律神経
ストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことで、自律神経と密接な関係があります。
自律神経とはその名の通り、体が「自」らその働きを「律」する神経のことで、血圧や呼吸数など、自らの意思とは関係なく働いています。
また、自律神経は交感神経と副交感神経に分けられます。
交感神経…日中の活動時に活発になり、緊張状態をつくる
副交感神経…身体を休めるときに活発になり、リラックス状態をつくる
ストレスを受けると交感神経が優位になり、結果として興奮、緊張、血圧上昇などが起こります。
強すぎるストレスや長期間のストレスは自律神経の乱れを招き、体に様々な不調を引き起こしてしまいます。
ストレスと薄毛の関係は?
ストレスと薄毛にはどのようなつながりがあるのでしょうか?
ストレスを受け緊張状態が続いてしまうと、その影響で血流が悪くなり、栄養が体の隅々まできちんといきわたりにくい状態になってしまいます。その結果、毛髪に必要な栄養素が不足したり、老廃物の排泄が滞ることでダメージを受け、抜け毛や薄毛が起こりやすくなると考えられています。
また、ストレスを溜め込んでしまうことで睡眠不足になってしまう人もいます。
睡眠時間が短いと就寝時に分泌される成長ホルモンも分泌されず、髪の成長に影響してしまいます。
このほか、エアコンの冷え、騒音、排気ガスなどといった外部からの環境的要因もストレス源になることがあります。
ストレスと上手につきあう
まずは自分のストレスサインを知ることが大切です。人によりそのサインは異なりますが、眠れない、腹痛が起こる、イライラしやすくなるなど、何かしらのストレスサインがあるものです。
みなさんも忙しい毎日を送っていると思いますが、一度立ち止まって自分をよく観察し、ストレスサインが出ていないか考えてみてはいかがでしょうか。
そして、ストレスの原因が明確でコントロールが可能な場合は、それを解消するために行動しましょう。
ストレスの発散方法は人それぞれです。
- 適度な運動で汗を流す
- 景色を楽しみながら散歩する
- 友人や家族との会話
- カラオケで思い切り声を出す
- 趣味に没頭する など
ご自身にあった発散方法によりストレスが軽減されることも少なくありません。
自分なりの方法を見つけて、ストレスによる薄毛と上手につきあいましょう。