わかめと薄毛

2023.09.09

わかめは髪に良い?

「わかめは髪に良い」というイメージをお持ちの方も少なくないのではないでしょうか?
でも「髪に良い」とは具体的にどういうことでしょうか?また、薄毛にも良いのでしょうか?

ミネラルのはたらき

わかめが髪に良いといわれるようになった理由は、わかめに含まれるミネラルが関係していると考えられます。

5大栄養素の1つであるミネラルは、組織や細胞の活動をサポートする大切な栄養素です。
ミネラルは、髪の毛の主成分であるタンパク質の生成に役立ちます。特に重要なのが細胞分裂を支える役割を担う亜鉛です。
亜鉛は薄毛を引き起こす原因物質の生成に関与する5α-リダクターゼの働きを抑制すると考えられています。

*5α-リダクターゼ:

男性ホルモンであるテストステロンをジヒドロテストステロンに変換する体内にある酵素です。
ジヒドロテストステロンは薄毛にとっては悪玉男性ホルモンといえます。

またわかめは亜鉛以外にも、カルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄などのミネラルや、タンパク質、ビタミンA、ビタミンK、ヨウ素などを含んでおり、健康増進に役立つ食品でもあります。

ヨウ素が含まれている

他にわかめの栄養成分の1つとしてヨウ素があります。
ヨウ素はタンパク質の生成を促す甲状腺ホルモンを構成する成分で、甲状腺ホルモンは体の新陳代謝を促す働きがあります。新陳代謝の促進により、毛母細胞の分裂を促進し、髪の成長をサポートする効果が期待できます。

その他の栄養素

わかめには、亜鉛やヨウ素以外にも髪に良いとされる栄養素があります。
その1つがタンパク質です。
髪の毛はケラチンという成分でできています。ケラチンはアミノ酸がたくさんつながったものです。タンパク質を摂取すると、これ以上分解できないレベルのアミノ酸に分解され、これがケラチンの材料になります。
ケラチンが不足すると髪の毛が細くなったり、ハリやコシがなくなって元気のない髪になってしまいます。
ケラチン生成のためには、いろいろな種類のタンパク質やアミノ酸が多く含まれる食事をとることが大切です。

この他、ビタミン類も頭皮環境や髪に様々な役割を果たします。なかでもビタミンB群は、髪の成長に関わる毛母細胞の細胞分裂をサポートし、タンパク質を効率よく分解してアミノ酸を吸収することに役立ちます。

まとめ

ここまでわかめに含まれる栄養素についてお伝えしましたが、わかめだけをたくさん食べれば髪に良いのかというと、当然そうではありません。
いくら髪に良い食材であっても、偏って食べていては、大元である体の健康に良くありません。
わかめに薄毛治療に役立つ栄養素が含まれていることは事実ですが、体と髪のためにはバランスの良い食事をとるよう心がけてください。

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